今年も宮崎県南郷に西武ライオンズがやってきました。
2004年に1軍春季キャンプを南郷で行うようになってから早20年。いよいよ2023年春季キャンプインです。
今年のチームスローガンは「走魂」です。
松井稼頭央新監督の現役時代のイメージもありチーム盗塁数のアップがわかりやすい目標かと思われるかもしれませんが、意味するところはそれだけではありません。
“走る”ことは野球の原点であり、躍動感のある姿というのはファンの方を魅了できるものだと思います。
魂という言葉には、勝負の世界で、相手に向かっていく姿、最後まであきらめない気持ちも込めています。
走るということには、長いシーズンをしっかり完走をするんだという意味もあり、
ファンの方と一緒に最後までシーズンを走り切りたいという思いも込めました。
走ることは野球に限らずあらゆるスポーツに共通する動作です。
走ることがおろそかになっては精神的にも緩みが見られがちになってきます。
それはすなわち試合中に隙を生み、相手に生まれた隙をつけなくなります。
それは王者の姿ではありません。
王者の威厳を支えるのは日々の地道で愚直、地味な努力の結晶です。
難しいことは求めません。まずはできることから始めましょう。
それは全力疾走です。
小学生の時にできたことがプロ野球選手になった今できない理由はないはずです。
先日の平石ヘッドのインタビューでも昨年、一塁への全力疾走を怠っていた金子侑司をたしなめたエピソードが語られていました。
金子の選手としてのタイプ・年季・クラスを考えたらちょっとありえない話です。
こうした話が頻出するようになってくるとチームは暗黒時代一直線です。
走る姿をチェックすることは我々素人のファンでもできることです。
幸いというのも変な話ですが、今年からは声出しも解禁になりました。
ダラダラ走る姿を見せる選手がいれば遠慮なく厳しいヤジをファンが飛ばすのもプロ野球の姿だと思います。
(ファンがヤジる前にチーム内でヤジ・声掛けができる環境になるのが理想です)
キャンプ中だけで走魂がいきなり浸透するとは期待していませんが、選手の走る姿にはまず注目していきたいと思います。
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